農業生産の盛んな田主丸エリアにレストランを構える井上シェフはその土地の魅力を久留米市内外へ発信、レストランでの食事のみならず、ECサイトでも未利用果物などを活用したジャムやスイーツなどを販売して、農業保護や廃棄の削減などに取り組んでいる。

久留米の伝統工芸品である久留米絣をフィルターに使って入れたコーヒーは不思議なほどまろやかな味わいになる。紙フィルターではなく、絣を使用することで、環境にもやさしいコーヒーが出来上がる。

広川に構える工房には日々海外からの視察や研修生が訪れる。久留米絣はもともと30年、50年、100年と纏い続けられるサステナブルな布物であり、長い間庶民の間で親しまれてきた。そんな久留米絣が今や海外の厳しい環境等の基準にも耐えうるものにまで高められてきている。久留米絣は下川織物によって海外へ侵食しつつあると言っても過言ではない。

​久留米絣が井上伝によって誕生して２２０余年、今もなお進化し続けている。

200年以上前に誕生した伝統工芸品である久留米絣の魅力を現代に合わせた形で発信し続ける。久留米大学生徒のファッションショーや筑後川の利活用など幅広く活躍する。

歴史や伝統、自然などから紐解くコッポラート独自のアプローチは久留米絣の新しい魅力を引き出す。

久留米市で活躍する若手職人たちが集まった職人集団BASEは江戸屋敷の団地マンションの一室に拠点を構える。各々の特技を活かして古物件をリノベーションして価値を再生していく手法はまさにサーキュラーエコノミーそのもの。魔法のように価値を作り出す注目のチームです。

うきは市吉井町と久留米市に店舗を構えるMINOU BOOKSは書籍のオンライン販売が全盛の昨今、アンチテーゼとして独特の方法でリアルの書店に価値を与える。

​書店ではイベントや展示会、軒先古本市など本好きにはたまらない取り組みで固定ファンも多い。

かつて豪雨により一度姿を失った奥八女の川原エリアで地元コミュニティが自らの力で再生させたキャンプ場は今や予約が取れないほどの人気のスポットに。

​キャンプ場でありながらも、ワークショップなどイベントも積極的に開催して、自然の大切さや楽しさを伝えていく。

ものづくりのまち久留米でそのものづくり精神を育み続ける大学。今回は地域連携の一環としてくるめサーキュラーエコノミープロジェクトと共にサーキュラーについて学び、実践してきた半年を振り返ります。

「実家よりも実家」を合言葉に片親世帯のサポートなどを行う地域福祉施設。生地の端切れなどを使って作るリリボンを使った経済の循環に取り組み、お金に変わる価値の創出に挑戦する。

食事で出た生ゴミを活用するコンポストの重要性は今や説明の必要もないくらい当たり前と認識されている。でも、実践するとなるとなかなかハードルが高く、うまくやらないときちんとした堆肥ができないこともある。

​そんなちょっと難しそうなコンポストが自宅で簡単に出来るワークショップを行います。

筑後国一ノ宮高良大社が鎮座する高良山には多くの竹林が存在します。しかしながら多くの竹林が整備されないまま放置され、荒れた状態となっている。そんな竹林を整備するとともに、これ以上余計な竹を作らないために、竹の子を活用したメンマ作りを行い商品化。新たな久留米の名産品となっている。竹の利活用の可能性を深掘りしていく取り組みに今後も期待が高まる。

地元で取れるジャガイモを中心に、出来るだけ環境にストレスがかからない方法を選び、食材を選定。形が悪くて未利用となったものも積極的に活用することで廃棄を減らします。

​廃油の活用やコンポストへの利用など、可能性はこれからも広がっていく

久留米の中心に位置する中央公園でカフェを運営。単なるカフェではなくコミュニティのハブとして地域を繋いでいく役割を積極的に果たす。環境や景観に配慮した施設として、自然を存分に感じられる建物やRestaurant Spoonの井上シェフ監修の体に優しい食材も取り入れたカフェメニューなどを展開。